産山村簡易水道事業におけるPFOS及びPFOAについて

環境省と国土交通省は、「水道におけるPFOS及びPFOAに関する調査」のうち、水道事業等の令和2年度~令和6年度までの調査結果について、令和6年11月29日に公表しました。
調査の結果、全国3,755の水道事業数のうちPFOS、PFOAの水質検査を実施したことがある事業数は2,227事業(約6割)となっており、産山村の簡易水道事業も調査実施地区として公表されています。
産山村においては、簡易水道事業の安全性を確認するため、令和6年5月に村内水源地で自主検査を実施し、村内簡易水道事業として利用する水道水源は、国の定める暫定目標値以下で、飲料水として安全であることを確認しています。
【PFOS・PFOAに関するQ&A】
Q1.人の健康にどのように影響するのか
A1.PFOS、PFOAは、人においてコレステロール値の上昇や、発がん、免疫系等との関連が報告されていますが、どの程度の量が体に入ると影響が出るのかについて十分な知見はありません。また、国内でPFOS、PFOAの摂取が主たる要因と見られる健康被害の事例は確認されていません。
Q2.そもそもナノグラムとはどのくらいの量なのか
A2.ナノグラムとは重量単位で、1グラムの10億分の1の重量になります。国内の暫定目標値(=50ナノグラム/リットル)は、例えれば、小学校の25mプールいっぱいの水に食塩を150粒入れたものとなります。国内の暫定目標値は、2020年当時における安全側に立った考え方をもとに設定されたもので、現在も最新の科学的知見に基づき暫定目標値の取扱について専門家による検討が進められています。
Q3.普段の生活で気をつけることは何か
A3.身の回りの製品について、特段心配する必要はありません。
PFOS、PFOAを含む製品は、すでに製造・輸入等が禁止されており、フライパンや撥水スプレーなど身の回りの製品でフッ素コートされたものやフッ素系撥水材を用いたものに関しては、2013年末に企業の自主的な取組みによりPFOS、PFOAとは別の物質で製造されています。
なお、これら製品を廃棄したい場合は、村が定める廃棄方法に従って廃棄するとともに、いかなる製品等であっても村内山間地等での不法投棄や不法埋設は行わないようお願いします。
PFOS、PFOAの調査結果等については、環境省及び国土交通省のホームページで公表していますので、併せてご確認ください。
環 境 省:https://www.env.go.jp/water/pfas.html
国土交通省:https://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo13_hh_000603.html
この記事に関するお問い合わせ先
産山村役場 政策統括審議監
0967-25-2211