ライフスタイル ~村で暮らす~

生活環境

買い物

村内に食料品・酒類等を扱っている小売店がいくつかあります(コンビニはありません)。生活に必要な最低限のものは村内の小売店等で揃いますが、衣類・日用品や電化製品等は近隣の阿蘇市(車で約20分)や大分県竹田市(車で約30分)などで購入することができます。 
 

医療・福祉

村内に診療所があります。送迎バスが村内を巡回しているため、運転免許証を持たない高齢者等もご利用しやすくなっています。 なお、手術や入院等の必要がある場合は、阿蘇市や熊本市等の総合病院が利用されています。

また、村内に老人福祉施設があり、デイサービス(通所介護)等もご利用することができます。
 



 

インターネット環境

村内のネットワークは光ケーブルが使用されています。各世帯にテレビ電話が無料で設置されますので、村内は無料通話が可能です。光インターネットも開設が可能です。
 


 

図書館

産山学園の図書館が毎月二回(第二・第四土曜日)一般開放されています。役場近くにはコミュニティ図書館「ブックワーム」(NPO法人産山守り人の会運営)も無料でご利用できます。

近隣の大分県竹田市には蔵書数約10万冊の市立図書館があります。
 


 

交通・移動手段

公共交通機関は、産山村と最寄りの駅であるJR豊肥本線「宮地駅」を結ぶバス路線(九州産交バス)が利用できます。また、村内ではコミュニティバスを巡回させています。

しかしながら、いずれも運行地区や本数が限られていることから、自家用車が必要となってきます。ガソリンスタンドは村内に2軒あり、車両の整備等も可能です。
 


 

ペットの飼育

村営住宅ではペットの飼育が禁止されています。民間の住居を借りる場合でもペット飼育について了承を得る必要があります。犬を飼われている方は、役場での畜犬登録が必要です。

村内に動物病院はありませんが、近隣の阿蘇市、大分県竹田市にはあります。村では狂犬病予防注射を受けることができます。
 

集落とのおつきあい

一戸建てで暮らす場合、夏場の自宅周囲の草刈りは必須です。また、生活する集落の維持管理活動として、集落が独自に行う区役と呼ばれる共同作業に参加が求められる場合もあります。
 

道切り

自宅前、周囲などの雑草は家の住人が切るのがルールですが、公共のスペースとなる公民館等や道路端などの草切り(道切り)は皆で共同で行います。
 

水普請

道切りと合わせて共同溝(ドブ)の泥さらいや、簡易水道で独自に水を確保しているところは、「水普請」といって水源の清掃や水道管の保守整備などがあります。
 

お祭り

お祭りは集落にとって大事な伝統行事です。毎年田植えや様々な農作業がひと段落した初夏や収穫時期の秋に氏神様を祭る神社で豊作祈願が行われます。皆でしめ縄を作り、祝詞をあげ、ごちそうを食べながら色々なことを話し合います。御神楽を奉納するところもあります。
 

輪地切り

広大な原野を持つ阿蘇くじゅう地方独特の共同作業で、春に行う「野焼き」前に、周りに延焼しないように隣接地との防火帯を作ります。燃やす場所の周りを防火帯の輪っかで囲むようにすることから輪地(わち)と呼ばれます。防火帯を設ける草刈り仕事が輪地切りです。
 

野焼き

産山村を含む阿蘇外輪、阿蘇くじゅう地域では、原野を維持管理するために毎年2月から3月にかけて原野に火をつける野焼きが行われます。

野焼きのメリットとして、前年の枯草の焼却、低木類の排除、害虫駆除等があげられます。新しい草の芽立ちを助け、牛馬の飼料などとして採草したり、放牧の場所として利用したりするための新鮮な草原を維持するために伝統的に行われています。
 

阿蘇外輪を焼く野焼きの様子

春の風物詩である野焼きの風景