2月のうぶやま天文台イベント
うぶやま天文台にて、2月の天文台イベントを下記の日程で開催します。産山の高原の夜空に輝く素晴らしい星々をぜひお楽しみください。
なお、参加ご希望の方は事前に下記連絡先までご連絡ください。
細い月と惑星達の接近を見よう
★2月1日(火曜日) 午後6時00分 ~ 午後10時00分
晩冬の星空観察会 「見たら長生きするカノープスを見よう」
見たら長生きするカノープスを見よう (PDFファイル: 219.1KB)
天空が広がるうぶやまの高原には冷たい北風が吹き渡り、天文台の周りは凍てつき厳冬期の様 相を呈しています。星空を見ると、東から春の星座が昇り始め、秋の星座は西へと沈み始めてい ます。早朝には、太陽が昇ってくる前の東の空低く-4.6等級で、金星が明けの明星として明 るく輝いており、また近くには火星、水星も輝いています。陽が落ちると、天高く冬の星座が輝 き、1等星(カペラ、ポルックス、プロキオン、シリウス、リゲル、アルデバラン)を結んだ「冬 のダイヤモンド」や「冬の大三角」(プロキオン、ベテルギウス、シリウス)、そして南の空低 く祖母山の山の端に、この星を見たら長生きするといわれているカノープス(古代の中国では寿 老人、南極老人星と呼ばれた)が良く見えます。
このように冬は1等星が8個もあり、星空は大変賑やかです。凍てつくような寒さですが空は 澄み渡り、絶好の天体観測シーズンとなります。話題のカノープスは、午後8時過ぎ南東の空に 昇ってきます。午後9時以降見られるようになり、南中するのは午後10時頃ですが、そのとき の高度は産山では約5度と大変低いので、地平線すれすれに見ることができます。
天文台のドームで寒い北風はしのげますが、内部は観測機器保護のためホットカーペット以外 の暖房はしませんので、防寒対策を十分に取ったうえでお越しください。
細い月と惑星達の接近を見よう
★2月3日(木曜日) 午後6時00分 ~ 午後10時00分
天文台イベント 「夕方の西の低空で細い月と木星が接近」
夕方の西の低空で細い月と木星が接近 (PDFファイル: 355.7KB)
今回の観察会は、2月3日の夕刻、南西の空で細い月にそれに接近する木星の観察です。金星 ・水星・土星は明け方に移りました。木星ももう直ぐ明け方に移り、今年の木星のシーズンはや がて終わります。2月3日の18時頃、西南西の高度20度位の低空で月齢2の細い月と、-2 等級で明るく輝く木星が接近する美しい光景が観察でき、また翌日の4日も少し離れますが観察 できます。低倍率の双眼鏡であれば同一視野で見えるでしょう。西の低空に出現し、天文台の大 型望遠鏡は使えないので移動用の赤道儀式の反射望遠鏡をセットして観察します。
その後は、新月直後で夜空が暗いので、シリウス、ベテルギウス、プロキオンでつくる「冬の 大三角」やカペラ、ポルックス、プロキオン、シリウス、リゲル、アルデバランで作る六角形の 「冬のダイヤモンド」、20時過ぎに南南東の空から昇ってきて見たら長生きすると言われてい る南極老人星、りゅうこつ座のα星カノープス(-0.7等級でシリウスに次いで全天で2番目 に明るい)を観察します。
料金
- 村内の方・・・無 料
- 村外の方・・・高校生以上:300円
- 小中学生:200円
- 未就学児:無 料
ご来館予定の皆様へ
新型コロナウイルス感染症防止対策のため、ご来館前及びご来館の際は、下記の事項をお守りいただきますようお願いいたします。
- 新型コロナウイルス感染者との濃厚接触が判明している場合や、その恐れがある場合は、来館できません。
- 咳や発熱などの症状がある場合は、来館できません。
- マスクや手洗いなど、各自で十分な防護策をお取りください。
天文台通常開館日
毎週 月・水・金・土曜日(祝祭日除く)
※ただし、星空観察会については毎月の新月の日、その他の天文台イベントについては天文現象等に合わせて開催しますので、規定の開館日以外の開催となる場合があります。
開館時間帯
午後6時00分~午後10時00分(1月)
※天文現象等に合わせた天文台イベントの場合、この限りではありません。
お問合せ・申込先
産山村教育委員会(電話:0967-25-2214)
受付時間帯:平日午前8時30分~午後5時15分
今月のうぶやま天文台 天文情報
2月うぶやま天文台天文情報1 (PDFファイル: 94.0KB)
2月うぶやま天文台天文情報2 (PDFファイル: 106.9KB)
この記事に関するお問い合わせ先
教育委員会
電話番号:0967-25-2214
お問い合わせフォーム
更新日:2022年01月26日